飲み方に決まりはありませんが、長期熟成酒はあわてて飲んだり、すぐに注ぎ足したりせず、ゆっくりとした時間共にと味わい、時間の経過や温度変化による味わい変化がお楽しみいただけます。
まず酒をグラス(少し口のすぼまった大き目のものがおすすめ)に注ぎ、光に透かして、輝く色の美しさを見ます。次にグラスをゆらしながら鼻に近づけ、独特の香りを確かめ、口に含みます。優しい口当たり、香りと味のハーモニーが、ボリュウム感豊に広がり、変化をみせながら余韻のある味わいが伝わってきます。
『玉響』を美味しく飲むための温度は一般的には室温、少し冷やした状態や、ぬるめのお燗(42度くらい)でも素晴らしく豊かな味わいの酒に。
古酒造りを念頭に醸造法の研究に賭けた木戸泉の覚悟、そして先駆者としての自負ーーーこれは日本酒の価値創造に、小さい蔵から大きなメッセージ。5年10年、一番古いもので40年を超す古酒が今も熟成を重ねています。