熟成の酒で振り返る年

 2005年
・日本国際博覧会（愛知万博）「愛地球博」が開幕
・知床半島の世界自然遺産への登録が決まる
・野口聡一氏スペースシャトル「ディスカバリー」で宇宙へ
 
【食　品】「のどごし<生>」「寒天」
【Ｔ　Ｖ】「ごくせん」「１リットルの涙」
【有名人】 クリスチャン（デンマーク王子）誕生
【映　画】『ミリオンダラー・ベイビー』
【音　楽】『ブールヴァード･オブ･ブロークン･ドリームス』/グリーンデイ

洞窟の中で静かにゆっくりと熟成され、円やかな味わいが引き上げられています。後味にしっとりと旨味の残る古酒です。余韻はしっかり残しつつ、熟成によるまろみと穏かさを持ち合わせた古酒です。
「香りは、初めての方にはインパクトある熟成の日本酒。 様々な顔を見せそれを探る楽しみ。 」
「味わいは、自然な優しい丸みある酸味。粘性は上質な貴腐ワインのよう。舌の上に残る旨味が、長く口中に長い余韻となります。」

「小振りのブランデーグラスやリキュールグラスで少量ずつお口に。そのまろやかな味わい深さと複雑味をじっくりと堪能してください。」

※瓶詰め熟成後の経過で澱が瓶底に溜まることがあります。体に影響のあるものではございません。静かに注ぐ等ご留意してお楽しみください。
瓶とキャップの隙間にカビが発生していることがございます。手詰め充填時に外側付着した液が理由と思われますのでお拭き取りください。キャップ内側（瓶内の液に触れるシリコン部分）の場合やお気にされる場合はご連絡ください。
 

「刻の贈り物」です

時を刻む価値、想いと共にゆったりと時間を味わうに等しいもの。優雅な気分で奥深い複雑味を堪能させてくれる、そんな刻からの貴重な贈り物を。
重ねる刻は価値、今私たちに限りある愉しみをもたらしてくれます。
私たちは世界に認められる「日本酒の価値創造」を目標に、古酒・熟成酒の魅力をお伝えして参ります。熟成による日本酒の価値を世界へ。
　上野伸弘

商品データ

度数	１７
味わい	ライト
造り	大吟醸

味わい

酸味	★☆☆☆☆
甘み	★★☆☆☆
渋み・苦み	★☆☆☆☆
ボリューム感	★★☆☆☆

「記年美酒　2005」について

原材料名	米・米麹・醸造用アルコール
原料米	山田錦
精米歩合	40％
アルコール度数	17%
使用酵母 製法 及び保存環境	M311 大吟醸 定温洞窟にて瓶熟成
容量	200㎖
ヴィンテージ	2005年
杜氏	山上龍雄氏

「蔵元」について

洞窟を持つ唯一の日本酒蔵元の奇跡
 栃木県にある島崎酒造は、蔵からほど近い山中に洞窟を持ち、熟成貯蔵をする大変珍しい蔵元。
洞窟は第2次大戦時に日本軍が戦車製造のために掘った、全長600ｍの大変大きなもの。幅の広く、複数の通路のある洞窟は、東日本大地震の際にも全く崩れなかった頑丈なものだ。
年間ほぼ一定の温度湿度に保たれる洞窟内では、今も約10万本の酒が眠っており、顧客から預かる酒も含めて熟成を待っている。 日本酒の熟成へ一つの方法を提示しており、島崎酒造の取組は日本酒の愉しみ方に新たな意味を持つ重要な蔵だ。
島崎酒造は毎年、鑑評会出品用の大吟醸酒を貯蔵し、40年以上のストックを持つ。他にない熟成酒の歴史を刻み続ける。 かつては保存される大吟醸酒は、蔵の技術の結晶として特別に醸され、鑑評会へ出品するものであり、商品というより入魂の作品であった。
そんな貴重な酒の一部を、特別な時に開けようと蔵人のために取っておいた非売の酒が、この洞窟の中に今も存在している。

会社名	島崎酒造株式会社
	SHIMAZAKI SHUZO Co.,Ltd.
住所	〒321-0621 栃木県那須烏山市中央１丁目１１−１８ TEL 0287-83-1221
代表者	島崎健一氏　6代目
従業員数	10
創業	嘉永2年（1849年）
WEB	http://azumarikishi.co.jp