「熟成日本酒の世界へ」世界限定20セットのみ、豪華特別企画
最近熟成日本酒の話をよく聞くようになりました。かつて江戸時代までは、日本の酒もワインやウィスキーと同様に、時間を経て価値を上げる酒の世界観がありました。日本酒といえば新酒という現代に、今多様な価値を求める風が起きつつあります。ゆっくりと寝かせた奥行感、丸く複雑味を持った旨み、じっくりと味わう食シーン・・・日本酒の幅を広くしてくれる存在に、注目が高まりつつあります。
今年2020年秋、日本酒を世界に通じる酒に昇華させようと、7つの有名蔵元たちが団体を作り活動開始をしました。それが「一般社団法人刻（とき）SAKE協会」です。
協会は2020年11月にリリース発表、国税庁のプログラム「日本産酒類のブランド化推進」の支援も得て、熟成の科学的エビデンス、価値の発信などの取組を開始します。
今回は主旨に賛同いただきました、協会顧問の田崎真也日本ソムリエ協会長もご参加、設立を記念した特別酒たちが完成しました。有志7蔵と田崎作品の計8本、世界限定20セットのみです。
田崎真也協会顧問より
「熟成により味・香りが変化する。変化させていく。このことが面白い。ワイン文化の欧米では今、日本酒を飲み始めるファンが多い。そこでは同じ醸造酒の仲間として、古酒・熟成酒の良さを感じている人が非常に多い。私の友人たちに日本酒を紹介すると、熟成が皆に喜ばれている。その価値をわかっているのだ。これから新しいファンが増えていくことは、間違いがない。」 7つの個性を調和させたい、ハーモニーする1本に「7本の個性がそれぞれ違うので、アッサンブラージュする時にははっきりした違いがあることは面白い。ブレンドはフレンチのソース作りのようなもの。シェフが頭の中でスパイスやハーブ等をどう組み合わせてバランスよくできるか、と同じ。酸味、甘味、苦味のバランスで、いかにふくよかに感じられるか、ここを追求した。」
日本酒が文化や技術の詰まった上質な酒として、世界に正しく認知されるために高級酒の存在が必要と考えます。それによって広く日本酒全体の価値向上が図れるようになります。ワインやウィスキーの世界観と同様に、価値根拠がわかりやすくあることを重視し、時間だけが与えてくれる特別な味わいを提案します。
今回の特別企画セットは20セットのみ作られ、協会のリリース発表とともに世界に配信されます。
参加蔵7社非売の特別な熟成酒7本と、それらの調和を田崎顧問がアッサンブラージュした1本。
至宝の8本が、特注で誂えた豪華な指物重箱に納められ、プレートには20セット限りのシリアルナンバーが付けられています。
今後手に入らない各蔵の秘蔵中の秘蔵酒と、その秘蔵酒を田崎氏が吟味し特別ブレンドした7社の競演酒、味わってみませんか。

【特別限定】刻SAKE協会発足記念「刻の調べ」熟成酒8本セット

秘蔵熟成酒至宝8本セット　
刻SAKE協会の蔵元7社限定秘蔵酒と
世界的ソムリエ・田崎真也氏特別アッサンブラージュ作品集

7社の誇る秘蔵中の秘蔵熟成酒と、田崎真也氏によるアッサンブラージュ限定酒
指物師（木工芸品）吉澤良一氏の特注重箱作品
世界限定20セットのみ

＜写真　シリアルナンバー付きプレート＞

刻SAKE協会　代表理事　増田德兵衞（京都・月の桂　代表取締役）
　
2020年、新たな日本酒の価値を、熟成という時間価値で広めていこう。
この思いを共有する７蔵の代表が集結して、団体を結成しました。
そして顧問には、熟成酒に詳しい方々にご指導をいただき、このセットが生まれました。
酒の著書が日本一多い弁護士の山本博氏、日本を代表するウィスキーブレンダー・輿水精一氏、そして今回特別な酒を作っていただいた世界的なソムリエ・田崎真也氏。
日本ソムリエ協会の会長を勤める田崎氏には、ご多忙の中アッサンブラージュ作品をお作りいただきました。

刻SAKE協会　副代表理事　水野直人（福井・黒龍　代表取締役）

日本酒が世界中で人気となってきておりますが、まだまだこんなものではない、という気持ちがあります。世界に誇る熟成の魅力を、その価値を、もっと多くの人々に知っていただくこと。
同じ目標を持つ蔵元たちとの話し合いが始まり、いよいよ一つの形として見ていただくことができました。ここから価値ある日本の酒への歴史が始まることでしょう。

企画について

刻SAKE協会　常任理事　上野伸弘

日本酒の価値化を図るため刻SAKE協会を立ち上げました。準備を重ね2020年、ようやく皆さまに見ていただけるこのセットは、ここから始まる金字塔として残るであろう価値ある８本。
7社の秘蔵中の秘蔵の酒は、各特徴を出した個性豊かな作品集。熟成温度管理の方法や、熟成させる容器、そして酒質には、各蔵の大事にしている「らしさ」が濃縮されています。
希少な１本１本の個性を、その酒が持つ物語を味わってみてください。
そして、これら価値ある７本が調和したアッサンブラージュ作品、田崎真也氏がブレンド調合した特別な１本。この見事なハーモニーには口にする者の心を豊かにする、まるでオーケストラの作品です。

一般社団法人　刻SAKE協会　とは

2020年11月に設立発表された、日本の酒価値創造を図る目的の団体です。
設立現在7社の蔵元が参加し、2020年度の国税庁推進事業として採択支援を受けています。
熟成価値の研究、普及、販路開拓等の活動を多方面の方々と目指していきます。

刻SAKE協会　上野伸弘　各酒の紹介
月の桂・1999　
350年前から古酒の伝統を引継ぐ、京都伏見で最古の酒蔵。　　
上品さと個性を大切に「心に響く」酒、特別な甕で熟成させる常温系古酒のまろやかさは秀逸。
黒龍・1996「無二」　純米大吟醸原酒
現代を代表する人気蔵の最上位ブランド・無二。
和酒に秘められた熟成の魅力、唯一無二の味わいとその価値は、先の入札でも高く評価された。
出羽桜・1990/98（表記1998）大吟醸大古酒　冷温熟成
低温系熟成の代表格として有名な出羽桜。
－5度での長期間の熟成は、飲む者を圧倒させる麗しさ。今回の酒は90年ベースに98年ブレンド。　　
南部美人・1998　All koji純米
世界を視野に伝統と革新で世界的な評価も高い南部美人。
日本酒の発展へ熟成が必要と５代目から取組む酒は、濃醇で親しみやすい個性で豊かな味わい。
東力士　熟露枯（うろこ）・1987　
洞窟を使い独自な熟成に知見を重ねる個性蔵、島崎酒造。
常温熟成と低温熟成の間、深みと流麗さの間、その個性は他にない飲み手を選ぶ特徴的な酒。　
水芭蕉・2003　雫大吟醸氷温熟成
ヴィンテージの個性を重視し、綺麗な酒造りで楽しませてくれる永井酒造。
低温系熟成の新鋭は複雑で繊細な味の追求、水質の良さもありその優雅なスタイルは清らか。
木戸泉　afs・1984
独自の山廃製法で研鑽を続ける、優しい熟成スタイルの木戸泉。
他にはない乳酸由来の軽やかに漂う味わい。長熟で濃厚多酸、様々な顔を感じるユニークな酒。
刻の調べ by TASAKI・20本のみ限定アッサンブラージュ作品
調和をテーマに田崎氏が7本をブレンド。音楽を奏でるようなハーモニーの心地よさは、ふくよかで滲み入る1本。7蔵を味わった最後に楽しんで欲しい、田崎真也顧問のメッセージです。